‘LaTeX’という語は実は‘La’と‘TeX’の2つの部分から成り立っています。以下では、これらの由来について簡単に説明していきます。
TeXは元々スタンフォード大学のDonald Knuth教授によって開発されました。KnuthはThe Art of Computer Programming(TAOCP)と呼ばれる書籍シリーズで有名です。1973年、これらの本の新しい版の制作時のことです。それはちょうど組版業界において伝統的な組版からコンピュータによる組版への切り替えが行われていた頃でした。Knuthは当時のコンピュータによる組版の品質が気に入らず、そのため自分で新たな組版システムを開発することを決めました。
そして1977年5月、TeXの開発が始まりました。
オリジナルのTeXはそのまま利用するには複雑で、Donald Knuth自身も本の制作にさまざまなマクロを使用しました。Leslie Lamport(現在はMicrosoftで勤務)もTeXを使いやすくするためのマクロ体系を開発し、これを“LaTeX”と名付けました。
現在では、LaTeXはTeXを使用する上で最も一般的なものとなりました。LaTeX以外のマクロ体系としてはConTeXtというものもあります。