文書タイトル
LaTeXには文書タイトル向けの論理マークアップがいくつかあります。「メタデータ」を設定するためのコマンドが3つと、実際にタイトルを出力するためのコマンドが1つです。
\documentclass[dvipdfmx]{jlreq}
\begin{document}
\author{組版太郎\and 組版花子}
\title{私の行ったことについて}
\date{2020年4月1日}
\maketitle
普通のテキスト。
\end{document}
\author
、\title
、\date
の3つのコマンドは情報を保存するためのコマンドで、\maketitle
はそれらの情報を利用するコマンドです\author
コマンドの引数内では、\and
区切りで複数の著者名を並べることができます。\author
、\title
、\date
の3コマンドは\maketitle
より先に書く必要があります。上のコード例では、この3コマンドをドキュメント本文(document
環境の中)で使用しましたが、これらのメタデータ設定用コマンドはプリアンブルでも使用することができます。ただしbabel
のショートカットはプリアンブルでは有効になっていないので注意してください。
\maketitle
によって生成されるタイトルのデザインは文書クラスによって異なります(レッスン5参照)。タイトルをカスタマイズしたい場合にはtitlepage
環境というものが使えますが、これについてはこのチュートリアルの範囲を逸脱します。文書タイトルのデザインを変更したいという場合は、memoir
などのカスタマイズ可能な文書クラスを利用するか、もしくはbook
などのLaTeXの基本文書クラスを出発点に自分で改造をするという手があります。
説明付きリスト
「順序付き」および「順序なし」の箇条書きに加えて、少しマイナーではありますがLaTeXには「説明付き」の箇条書きもあります。
\documentclass[dvipdfmx]{jlreq}
\begin{document}
\begin{description}
\item[イヌ:] 食肉目イヌ科イヌ属の一種で、最もよく見られる肉食動物である。
\item[ネコ:] 肉食で小型の家畜哺乳類である。ネコ科では唯一家畜化された種であり、
同じネコ科に属する他の野生種と区別するためにしばしばイエネコとも呼ばれる。
\end{description}
\end{document}
練習問題
\author
、\title
、\date
を別の内容に変更し、\maketitle
で文書タイトルを作ってみましょう。3コマンドのうち、必須のものはどれでしたか? それぞれのコマンドの引数を空文字列にした場合はどうなるでしょうか?
説明付きリストを作り、それを別の箇条書き(順序付き、順序なし、説明付き)の中で入れ子にしてみましょう。